日曜日の夕方のレッスン。
「遅れてごめんなさい!」
慌てて教室に入ってきた、
野球命!…の男の子。
「あ~、今日は充実してたな~」
何してたの?
「朝の8時から今まで(=夕方5時)野球してた!
やっと、俺たちの季節だよ!
あ…最後のストレッチ忘れて来ちゃった!」
ここで…?(笑)
「ね、先生…?」
ん?
「どうしてみんな、
自分で選んだことを始めてるのに、
途中で、
『疲れた、疲れた、ヤダ、ヤダ…』って
言うのかな?
俺、わからないんだよ。」
…。
「俺さ、大リーグに行ったら、
ここの教室紹介するよ!
俺、ここ来て勉強わかるようになったもん
先生、その時まで生きてる?大丈夫だよね!」
……(((^^;)
子どもたちの言葉は、
とってもストレートで、深くて、
その中には、
大人が学び直さなければならないことが
いっぱい詰まっています。
こんなやり取りが約20分くらいあったあと、
本題の学びの1時間30分が
始まります(笑)
勉強が出来なくて、わからなくて、
点数が悪くてやって来たこの子は、
1年かけて、自分の力で、
英語のテストを20点から100点に急上昇させました
この子の勉強スイッチが入るまで、
野球や学校の話を聴いたこと…。
私がしたのはこれだけだったような
気がします。
この男の子の憎めない笑顔が
大好きです
Keep Smiling代表。
パーソナリティーコンサルタント。講演・セミナー講師。各種メディア執筆やテレビ出演なども。発達障害との前向きなかかわり方や、子育てに応用できる心理学をお伝えしています