砂団子って作ったことありますか?

砂団子って作ったことありますか?

「女の子らしくしなさい!」の言葉が嫌いな女の子だった私は、
小学生の頃、家の近くを流れる川原が遊び場のひとつでした。

川原で何をしていたか・・
そうです、砂団子♡・・(泥だんごともいいます。)
丸くて固くてテッカテカに光る砂団子を作っていました(笑)

通称「黒い砂(湿った砂)」から握り始め、形になったら、通称「白い砂(乾いた砂)」をふりかけて、また、黒い砂、白い砂と交互に丸めていくと出来る砂団子♡
数分でできるものではなく、何時間も根気よく丸めなければなりませんし、
その大きさと強度を増すには、大切に家に持って帰り、縁の下などの日陰で乾燥させて磨かなければいけません。

時には、途中で崩れたり、落としたりというアクシデントも交えながら、
まるで何かに取り付かれたように納得がいくまで何日も繰り返してテッカテカに光る砂団子を完成させるのです。
(何に使うのですか?とか言わないでくださいね、作る過程が楽しいのです。)

その日も近所の子どもたち7~8人で砂団子製作をしていました。
夢中になっているうちに上流の小さなダムが放流したことに気が付かず、
3つ年下の女の子が中洲に取り残され、皆で茫然・・。
すると、同級生の男の子が果敢にも水位の増した川にジャブジャブと入り、
中洲の女の子をおんぶして無事戻ってきたのです。
幼なじみながら、その時だけは「お~!かっこいい!男はこうでなくちゃ♡」
と思いましたね(笑)

幸い、水位は思ったほど高くなく、その男の子には平気なことだったようですが、
みんなに称えられ、その男の子はHERO気分。
ちょっとびっくりした出来事は家の人に内緒という約束をして、
砂団子を手のひらに大切に包んでみんなで並んで帰ったという優しい思い出があります。

色や形、状態の変化、匂いや音・・
砂の触感は、子どもたちの触覚を中心に五感から脳へ伝わり、シナプスが活性化し、
神経系統が鍛えられると言われています。

砂遊びの中には子どもたちに必要な感覚を養う要素がたくさんあるのです。

その衛生面に敏感になり、砂遊びをさせないというおとうさんやおかあさんに、
砂団子の魅力を教えてあげたいな~と思うときがあります。

そして、今だったらきっと大問題になりそうな出来事の中にも、子ども同士で解決できる時と力があるということも。
「きたない、あぶない」が子どもたちから大切なものを奪っているような気がしています。

横山 人美

Keep Smiling代表。
パーソナリティーコンサルタント。講演・セミナー講師。各種メディア執筆やテレビ出演なども。発達障害との前向きなかかわり方や、子育てに応用できる心理学をお伝えしています