テストは良くて20点というこの子を迎え、さて、どこから手をつけたら良いのか?
この子をじっくり観察することから始めてみたら、出てくる、出てくる…この子の勉強に向かうまでの「儀式」が…(笑)
先ずは、「貧乏揺すり」
教室に来て、約30分くらい止まりません。
ついさっきまで、部活で思いっきり身体を動かしていたので、シフトチェンジが難しいのです。
これは、なにもこの子ばかりではなく、学校帰りに直接教室へ来る子どもたちと、日曜日や休日に家から教室へ来る子どもたち、同じ子でも落ち着き方や言葉数が明らかに違うことにも当てはまります。
クールダウンが必要なんですね。
この子の場合は、貧乏揺すりが止まらないと、促しても勉強が始まらないのです(笑)
そして、貧乏揺すりと同時に
「1日の出来事や大好きな野球について話す」が始まります。
楽しかったことや嬉しかったことは、早く伝えたい!
そんな子どもたちの「ねぇ、聴いて!」を飛び越したり、制止しても気持ちはふわふわしたままです。
レッスン時間は限られていますが、子どもたちの話をきちんと最後まで聴くということ。
その方が結果を出すのに近道だと判断しました。
一通り落ち着くまでに約30分…
レッスン時間は残り1時間。
さあ!やっと本題に入れたぞ!!と思いきや…
そこには、
ペン回し&消しカスシュートが待っていました(笑)
つづく?

Keep Smiling代表。
パーソナリティーコンサルタント。講演・セミナー講師。各種メディア執筆やテレビ出演なども。発達障害との前向きなかかわり方や、子育てに応用できる心理学をお伝えしています