「先生、テスト何点だったと思う?」
「驚くなよ!100点!!」
満面の笑みとともに、マルが一面に咲いたテストを持って来てくれたのは、
「おれ、英語、全然わからん・・」と言いながら教室に来た野球少年でした。
中1の終わりを迎えるというのに、
教科書の英文には全てカタカナの読みがふってあり、ふってあっても読めない。
持ってきた英語のノートの表紙には、「English」と書いたつもりが「Endlish」とでっかく書いてある・・・アチャ~??
「英語だけが苦手なの?」と訊くと
「ううん、おれ、勉強全部嫌い!」と、笑顔で返され(笑)
今まで勉強の習慣がなく、設定された1時間30分のレッスンを
「俺、そんなに長く勉強したら死んじゃうよ」と、これまた笑顔。
終了時間が近づくと、「はい!10分前行動ね!」と、さっさと片付け始め(笑)
なんて憎めない手強い子が来てくれたんだろう♡・・と、すごい衝撃が走ったことが、昨日のことのように思い出されます。
テストは良くて20点というこの子を迎え、さて、どこから手をつけたら良いのか?
まずは、この子をじっくり観察することから始めてみました。
つづく…?
Keep Smiling代表。
パーソナリティーコンサルタント。講演・セミナー講師。各種メディア執筆やテレビ出演なども。発達障害との前向きなかかわり方や、子育てに応用できる心理学をお伝えしています