子どもたちと毎日を過ごしていると、
子どもたちの様々な姿に家庭の様子が映し出されることがよくあります。
以前、「お子さんの爪には、お母さんやおうちの方の「幸せ」の形がとてもよく表れるのです。」とお伝えいたしました。
今回は、爪を痛めつけてしまう子どもたちについて。
多く見られる場面は、レッスンの中でひとりで考えなければならない時や、じっと話を聴かなければならない時です。
目は問題を見ているけれど、
シャーペンの先の金属部分や鉛筆の先で爪の根元や横をグイグイ刺していてちっとも問題が解けない。
指先のささくれ(さかむけ)がいつまでも治らずいつも赤く血がにじんでいる。
それが気になりずっと指先や爪噛みをしているので、話を聴いているようで聴けていない。
これらの行為は、心理学では少し言葉の響きが重いですが「自傷行為(非自殺自傷)」のひとつとされています。
癖ではなくて、実は環境や心に問題を抱えていることが多いのですね。
爪を痛めている子どもたちの特徴は、
- 心の痛みに我慢強くない(叱られるとすぐに泣いたり拗ねたりしてしまう)
- 極端に自己批判的(ぼくなんて・・わたしなんて・・と自分に自信がない)
- コミュニケーション能力、問題解決能力に欠ける
(ひとりで何かに取り組むことが少なく誰かに頼っていたい)などが挙げられます。
なぜ、子どもたちは爪を痛めつけてしまうのでしょうか?
次回はその行為に向かう子どもたちの気持ちとその子への向き合い方をお伝えしたいと思います。
Keep Smiling代表。
パーソナリティーコンサルタント。講演・セミナー講師。各種メディア執筆やテレビ出演なども。発達障害との前向きなかかわり方や、子育てに応用できる心理学をお伝えしています